内装リフォームとは?費用相場や成功させる4つのポイントを解説

「内装リフォームってどのくらいの費用がかかるの?」

「内相リフォームを成功させるにはどうしたらいいの?」

上記のような疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。

家を建ててから年数が経つと、使用頻度の高い水回り設備や床材・壁紙などが劣化するため、修理や交換が必要になってきます。しかし、内装リフォームの施工には、どのようなものがあるのかわからない人もいるでしょう。

本記事では、内装リフォームの施工内容や費用相場、成功させるポイントを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

内装リフォームとは?

内装リフォームとは、壁や天井、床、証明、水回りの設備など、家の内側を改装する施工工事のことです。内装リフォームの目的は多岐にわたり、部屋の見た目を変えたり、住みやすくしたりするために行われます。

また、内装リフォームは建物の価値を向上させることにもつながります。自分の生活スタイルや希望に合わせてリフォームを行い、理想の自宅を実現しましょう。

内装リフォームの施工内容

内装リフォームには、壁紙の張替えといった小規模のものから、間取りや間仕切りの変更などの大規模なものまで幅広いです。ここでは、内装リフォームの施工内容について解説します。

壁紙の張替え

壁紙の張替えは、経年劣化による汚れや傷を隠すだけではなく、簡単に部屋全体の雰囲気を変えられる施工です。日当たりの良い場所の壁紙やスイッチ周りなどのよく触れる場所は、汚れや痛みが強く出ます。

リフォームと一緒に行われるケースが多いですが、単独でも需要があります。壁紙の種類には、ビニール壁紙や和紙壁紙、クロスなどがあり、それぞれに特性があるため、自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

床材の張替え

床材の張替えは、床の表面材を新しいものに交換するリフォームの施工です。床材の劣化や傷をなくしたり、壁紙と同じように部屋の雰囲気を変えたりするために行われます。

特にフローリングは、日常生活の歩行や家具の移動などで傷つきやすい部分です。フローリングは経年劣化や重い家具の下に置かれ続けることで、劣化や変形が生じる場合があります。

また、変形したフローリングは、歩き心地が悪くなるだけでなく、床下にも影響を与えるリスクがあるのです。フローリングに異常を感じたら、該当箇所の修繕や張り替えを検討しましょう。

間取りの変更

間取りの変更とは、部屋の配置や壁の位置を変えて、住居の構成を変える施工です。家の壁を取り壊して部屋を繋げたり、新たに壁を作って部屋数を増やしたりするため、内装リフォームの中でも大規模になります。

間取りの変更は、生活スタイルや家族構成の変化に対応するための手段です。子供が成長して専用の部屋が必要なときや、親との同居に伴いバリアフリー仕様に変更したいときに検討されます。

間仕切りの設置

間仕切りの設置とは、部屋の区切りを新たに作る施工です。間取りの変更と同じように、生活スタイルや家族構成が変化したときに、内装リフォームで仕切りを追加します。

例えば、広いダイニングにパネルドアやアコーディオンカーテンなどの簡易的な仕切りを設けることで、音や視線を遮ることが可能です。規模によっては間取りの変更よりも施工費用を抑えられるため、内装リフォームに予算をかけたくない人に向いています。

水回り設備の交換

水回り設備の修理・交換とは、キッチン、バスルーム、トイレなどの水回り設備が故障したり、劣化したりした場合に、修理や新しい設備に交換したりする施工です。水回りのリフォームは、家の内部の工事になるため、内装リフォームの一部として扱われます。

水回り設備の劣化を修理するだけでなく、最新の水回り設備に交換することで、省エネや節水が期待できます。また、水回り設備は、湿気や水漏れなどが生じやすく、壁紙や床材の劣化にもつながるため、状況に応じて壁紙・床材の張替えもリフォームプランに組み込みましょう。

内装リフォームの費用相場一覧

内装リフォームは、施工内容によって費用が大きく変わってきます。他にも設備の材料やグレードによっても費用は変化しますが、おおよその内装リフォーム費用は、以下のとおりです。

施工工事 施工内容 施工費用
壁紙の張替え スタンダードクロス 4万〜6万円
ハイグレードクロス 5万円〜7万円
床材の張替え フローリング(6帖) 4万〜15万万円
カーペット(6帖) 5万〜8万円
クッションフロア(6帖) 3万〜5万円
間取りの変更 部屋を増やす 25万〜70万円
部屋をつなげる 10万〜30万円
部屋を広くする 10万〜40万円
間仕切りの設置 アコーディオンカーテン 2万〜5万円
パネルドア 1.5万〜4万円
8万〜20万円
水回り設備の交換 キッチン 20万〜180万
バスルーム 60万〜200万円
トイレ 15万〜55万円
洗面所 10万〜30万円

内装リフォームの施工完了までの流れ

内装リフォームで施工する場所が決まったら、リフォーム会社に依頼する前に流れを把握しておきましょう。内装リフォームの依頼から施工完了までの流れは、一般的に以下6つの流れで進められます。

  1. 内装リフォーム会社を選ぶ
  2. 予算と希望を伝える
  3. 設計プランと見積作成を依頼する
  4. 契約を締結する
  5. 内装工事に着工する
  6. 物件の引き渡し

ただし、内装リフォームの規模によって異なりますが、施工完了までに2〜3週間は必要です。壁紙や床材の張替えくらいであれば1週間程度で完了しますが、間取りの変更や改装だと1ヶ月以上かかるケースもあります。

また、施工期間は自宅に住めないため、仮住まいの用意を忘れずに行いましょう。

内装リフォームを成功させる3つのポイント

内装リフォームは、部屋の雰囲気を変えるだけでなく、経年劣化による汚れや傷も修復できる施工作業です。ここでは、内装リフォームを成功させるポイントを解説します。

統一感のある内装を考える

内装リフォームの壁紙・床材によって内装をおしゃれにしたとしても、既存の家具やインテリアと合わなければ、統一感のない空間になってしまいます。全部屋の内装を合わせる必要はありませんが、テーマを決めて方向性がブレないようにしましょう。

また、部屋の内装は、色の配色によって印象が大きく変わります。内装に使用する色は、3色程度に抑えるのが一般的です。欲張って詰め込みすぎずに、まとまりのある内装を考えましょう。

一度の工事で全体のリフォームを行う

内装リフォームの対象箇所や予算によっては、一度の工事で全体のリフォームを行った方が安く実施できる可能性があります。工事をまとめて実施すると工事にかかる人件費や時間を大きく削減できるため、最終的な施工費用を抑えることが可能です。

また、ピンポイントで内装リフォームを実施すると、何もしなかった部分との差が浮き彫りになるケースがあります。期待していた結果にならず、追加で工事を依頼することになりかねませんので、どこまで内装リフォームが必要なのか検討しましょう。

将来の生活スタイルに合わせる

内装リフォームを成功させるためには、現在だけでなく将来の生活スタイルにも対応した設計が必要です。たとえば、以下のような生活スタイルが考えられます。

  • 子供の成長による部屋の確保
  • 老後でも住めるようにしたバリアフリー化
  • 家族構成の変化に合わせた間取りの変更

もちろん、優先すべきは現在の生活を豊かにするための内装リフォームです。新築を建てたころに希望した間取りでも、生活を続けていく中で改善点が見えてきます。しかし、将来の生活スタイルも視野に入れてリフォームを行えば、後々の後悔を少なくできるでしょう。

まとめ:内装リフォームは専門業者に依頼しましょう

今回は、内装リフォームの概要や費用相場、成功させるポイントを解説しました。内装リフォームは、住宅を修復するだけではなく、部屋の雰囲気を変えたり、現在の生活スタイルに合わせるために行われます。

しかし、内装リフォームは、施工内容によって高額な費用がかかる作業です。期待通りの仕上がりにしてもらうためにも、内装リフォームを専門にしているリフォーム業者に依頼しましょう。